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第1章あ、自由に生きていいんだ
中学・高校時代は自分と世の中の「当たり前」が合わなかった。なぜずっと教室に座っていないといけないのか? 高校を出たら大学受験をしないといけないのか? 納得できない気持ちのまま、漠然と遅刻や早退をして、何かに抗っていた。「なんでだろう?」いちいち疑問や違和感を抱いて立ち止まる「変わり者」だった。
大学は日本ではなく、カナダに行った。周囲を気にせず好き勝手に生きている人々と出会い、気づいた。「あ、自由に生きていいんだ」。初めてそう思えた。
「嫌なことはやらない。納得したことだけやる。そう決めたら、途端に生きるのが楽しくなりました。」
新卒採用にも応募しなかった。帰国後、派遣社員として潜り込んだゲーム会社。大手企業のサラリーマンになったが、自分のスタイルは貫いた。「変わったやつ」といつも言われていた。良い先輩に恵まれたが、キャリアプランも「納得感」を探して迷い続け、転職したり、専門学校に通ったり、突然旅に出てみたり。何かを探し続けていた20代。
偶然辿り着いた会社が、後に日本を席巻する「LINE」を生み出した。ゲーム事業の開始に伴い、直感で立ち上げメンバーに入った。何もかも1から始める混沌とした状態、20代の「なんでもやった」経験が活きた。先の見えない仕事に同僚が辞めていく中、泥臭く何でもやった。ゲームのプロデューサーもしたし、LINEを世界中に広めようと英語を活かして海外も巡った。責任者として担当した、日本で一番遊ばれたゲーム「LINE:Disneyツムツム」もこの頃生まれた。